ハマサンス コンプリートライフ

ハマサンスは遠方にいる友人のハマクラシーへ声を発信し続ける。 どうでもいいことばかり話し続ける。

子どもたちも春休み

昨日、小学校1年生になる息子の終業式があり、1年生としての学校生活が終わった。

 

息子は春休み突入で浮かれ気分かと思いきや、ひどくしょんぼりしている。

 

うちの家の隣にはアパートがあって、そこには息子と同級生の子が住んでおり、よくお互いの家で遊んでいた。

隣同士なので、アパートの方から息子を呼ぶ声がすると、息子は「ちょっと遊んでくる!」と言い、ダッシュでアパートの方へ行き遊ぶことが多かった。

 

その同級生の子が、遠くへ引っ越すのだ。今住んでいる九州から四国の方へ引っ越すのだという。

 

息子は学校から帰ると、前もって用意していた手紙やお菓子なんかを持って嫁と一緒にアパートへ出向きその同級生の両親にお別れの挨拶をした。

 

そのあと家に帰ってくると家の窓から、その子の引っ越しの様子をただただ黙って眺めていた。

 

「アパートの方へ行って見送ってきたら?」と息子へ声をかけると、

「いや、ここでいい」と言う。

 

そのうち、荷物を積んだトラックが先にアパートの駐車場から出発し、そのあと、同級生を乗せた車が出発した。

 

それまで、じっと窓から動かなかった息子が、出発を確認した後、カーテンで自分の体を覆った。そのまま動かずにいたが、すすり泣く声だけがかすかに聞こえていたのでそっとしておいた。

 

息子はそのあと布団に入り丸まって泣いていた。

 

自分もその様子をそばで見ていて切なくなりもらい泣きした。

 

幼稚園の時はそれぞれ別だったので その子との付き合いは1年間と短かったのだが、

1年生でもお別れの時は寂しのだろうなあと思うと同時に、

友達と別れて寂しくて泣く”という感情がわが子に当然のようにあることをとてもありがたく思った。

 

春休みは始まったばかり。

 

僕は息子を抱きしめた後涙を拭いて、息子の好きな刺身を買いに二人でスーパーへ出かけた。