ハマサンス コンプリートライフ

ハマサンスは遠方にいる友人のハマクラシーへ声を発信し続ける。 どうでもいいことばかり話し続ける。

いちばん古い記憶

今週のお題「おとうさん」

 

みなさん、こんにちは、こんばんは
ハマサンスです。

みなさんは、自分の人生の中で一番古い記憶はいつの記憶ですか?

小学校?
幼稚園?
赤ちゃん?

僕は一番古い記憶は、おばあちゃんの家のベイビーベッドに寝かせられて目の前にガラガラのようなおもちゃが回ってたのを覚えています。
小学生の時に両親に訊いたら、たしかにおばあちゃんの家では記憶通りの環境で自分は寝ていたと言うのです。


自分でもなぜその記憶が残っているのか不思議です。

寝ながら両手をあげる新生児

 

 

 

話は変わって、
僕は生まれたばかりの頃は体が弱く、何回も入院していました。

 

4歳の時に入院していた時の記憶があります。

その病院はカトリック系の病院で、医師や看護師の中にシスターがいました。
私の担当医もシスターの人だったのですが、私が点滴をしているときにずっとそばについていてくれた記憶があります。顔や声は覚えていませんが。

今の時代であれば、「医師が一人の患者につきっきりでいるなんて暇な病院だなあ。」だとか、「もっと他の患者にも時間を平等に使うべきだ。」などの声が上がりそうですが、当時の自分はとてもその行為に助けられたというか、「ああ、優しいお医者さんだなあ」と思っていました。

 

また、病院に入院しているとき、断片的ではありますが、当時木造建ての病院の病棟通路の向こう側から自分の父が毛布を肩に担いでこちらに歩いてきている記憶があります。廊下に出ている自分を見て、毛布を持っている手と反対側の手を「よっ」というふうに上げていた記憶があるのです。

 

大人になって聞いた話ですが、僕が入院していた時は正月で、たびたび僕の元を訪れていたので親戚のところに新年のあいさつに行けず親戚のおじさん連中にひどく怒られたことがあるとのことでした。

 

今は、僕も大人になり子供がいます。
そしてやはり子供たちは病気になったり入院することもあります。
その時は、親としてすごく心配もしますし、
入院の時はつきっきりで同じベッドで看病します。

 

そういう体験を自分がすることで、やっと、自分の古い記憶にある父の姿を「感謝」の気持ちで頭の中で再生できるようになりました。


今僕は、かつて自分が幼いころ入院していた病院で働いています。
自分の一番古い記憶であり、また人としての優しさの思い出が詰まった場所で働けることは、かけがえのない幸せなことだと思っています。

 

仕事ではいろいろつらいこともきっちりあるけれど、何とか15年やめずに頑張れているのは、この自分の働いている場所が、そういう特別な記憶の残る場所であることも一つの原因だと思っています。

 

僕の子供たちも大人になって、人から受けた優しさが少しでも記憶に残っていれば、
ひいてはそれが他人に対する優しさの原動力の一部になればいいなあと願っています。

 

最後に昨日は父の日でしたので親父の好きなサッポロ黒ラベルのビールをプレゼント。

毎年定番になっています。(これしかプレゼントが思い浮かばない)

 


最後まで読んでいただきありがとうございました!