こんばんは~。ハマクラシー君。
いきなりだが、ハマクラシー君。
神羅万象チョコって知っているか?
僕もあまり詳しくないが、15年の歴史に終止符を打つそうだ。
そんでね。ハマクラシー君。
オイラは今働いている職場を退職することにしたのだよ。
そう、オイラも15年の歴史に終止符を打つのさ。
だからオイラも神羅万象チョコと同じだ。
オイラは理学療法士というリハビリの先生を今の病院で15年勤務してきた。
まあ、その前も学生時代にちょくちょく勉強がてらボランティアもさせてもらったリハビリ室だがな。
まあ、君も知っている通り、オイラは去年の3月に管理職の重圧からうつ病になってしまった。
2カ月仕事を休んでそのあと復帰して、今年の6月まで頑張ってきたが、またうつ病が悪化して休職してしまったのだ。
だから、「もうここでの仕事は無理だ。」とオイラも家族も判断したのだよ。
「オイラはついに、この病院をやめるぞ!ジョジョー!」ははは。言うと思っただろ?
まあ、もちろんうつ病の時は、オイラをここまで追いつめた特定の職員や運命を恨まないでもなかったが、今はそんな感情は一切ないな。自分でも不思議なくらいな。
オイラにとってこの職場は、自分が子供の頃、何回も入院した病院だったし、人の優しさを子供ながらにすごく感じた、温かい記憶の詰まっている場所なのだ。
そういった場所で15年も働けたっていうのは、本当に幸せな時間を過ごせたと思っているよ。
いや、本当に「辞める」なんてないと思って就職したからな。かなり気持ちの整理に時間はかかったよな~。
退職願というものも初めて書いたよ。
これを、まあ、今日職場の上司に持って行ったのさ。
上司(女性)「ハマサンス君、本当に15年お疲れさまでした。」
上司(男性)「ハマサンスさん、本当にうまく復帰させることができずに、こちらの力が及ばずに申し訳なかったです。ごめんなさい。」
オイラ「いえいえ、そんな・・・。お二人の支えがあったからこそ、僕もここまで長く務める事ができたのです。本当に、職場の皆さんには迷惑をかけっぱなしでした。」
まあ、こんな感じで、退職願を出したあと、しばらく上司の人と長く思い出話を泣きながら話したな~。
この上司たちはほとんど勤続年数が一緒だから、もうほとんど、同僚みたいなものだ。
いや、戦友と言うべきか・・・。
ハマクラシー君、もうちょっと話してもいいかい?
オイラは理学療法士だ。
オイラは高校を出てリハビリの専門学校に入って、一番初めに「理学療法概論」という講義があったのだが、その中で、先生が「リハビリとはチーム医療である!」と言っていた。
オイラは「チーム!?はあ!?オイラにチームワーク発揮して仕事なんかできるわけがねえ!・・・やめだ!やめだ!小沢さ~ん!」と親に向いてねーからやめると言って怒られた思い出があるのだよ。
その思いは今も全く変わらなくて、いつも自分勝手でわがままでしかも医学の分野にまったく興味がないだらしない男を今日まで支えたのは、本当に職場のみんなのおかげだと思っているよ。
なんどもやめようと思ったし、つらいこともたくさんあったが、本当に、よく続けてきたな~。
オイラはこのリハビリ室が本当に好きなのである。
いろいろあって、辞めることになったが、最高の仲間たちだった・・・!
幸福な時間を生きましたわい・・・。
上司たちとひとしきり話した後に、「8月いっぱいまではまだ、在籍ということなので、荷物の整理や他の手続きもあるので、ちょくちょく顔出します。」と言って、別れたのだ。
帰りの車の中でも泣くオイラ。
そして、家に帰りビール飲みながら、嫁に「退職」を伝える。
嫁も「15年お疲れ様!」と言ってねぎらってくれたよ。
すると、どうだろう。
いきなり、それまで、うつ病で頭の中が常に膜が張った状態みたいだったのに、すっごく頭の中がクリアになってきたではないか!
そして、頭が清明になってきて心が元気になってくる感触があった!
そうだ・・・!
ハマサンスは生まれ変わったのだ・・・!
仲間との別れはつらかったが、この決断は間違いじゃなかったことを体の反応が示していたのだ!
とりあえず、ハマクラシー君。
オイラの理学療法人生はここでひとまず幕だ!
もうちょっと休んで、次行くぜ~!
じゃあ、今日はこの辺でおわりだ!
また連絡するよ。じゃあな~!