モンスターカードを作る。
早速カードゲーム作りの作業に入った。
A4の紙にフリーハンドで9分割にして、『モンスター・コレクション』のイラストを見ながらモンスターの絵を描きHPや攻撃力を示すサイコロの数や+の数字を設定していった。なるべく、特殊能力も加味して作っていった。
そのうち、紙に書くのではなく、“カード感”を出すために
大き目の単語帳を見つけそれに一キャラずつ書いていった。
こんなのである。
※中学1年のイラストで雑なうえ、何を見ながら書いたか、わかる人にはまるわかりで、恥ずかしいったらありゃしないのである。
当時の自分は割と絵を描くことが好きだったし、小中学生のころは図工や美術は絵を描く領域においては、クラスでも1番だった。(こんな絵を描く割には)
とにかくこれを書いて書いて書きまくった。そして、修道院の中ではひとりでサイコロを振り、モンスター同士で戦わせていた。
※これだけ書いとくと、すごい閉鎖的な人格と思われそうだが、クラスの友達(男女問わず)を修道院に呼んでバスケ・卓球などもやる最低限の社交性は持ち合わせていた。
お盆と正月、ゴールデンウィークの時は修道院から実家に帰るので、この作りためたモンスターカードを兄弟・いとこに見せて一緒にサイコロを振って遊んでいた。
やがて、
中学3年の夏に僕は修道院をやめて実家へ帰った。
実家に帰って修道院の厳しい生活からは解放されたに見えたが、高校入試のための受験勉強をしなければならず、塾なども通い忙しかった。だけどモンスターカードの作成と遊びはやめなかった。合間を縫ってはモンスターカードをこしらえていった。
その後は、高校も無事志望校へ入学でき、やはり、モンスターカードとの付き合いは勢いを落とさないまま作り続け、いとこ・兄弟も飽きることなく、一緒にサイコロを振って遊んだ。はっきりいって、すごくハマっていた。
高校を卒業後、僕はリハビリの資格を取るために佐賀県の専門学校へ入学しアパートで一人暮らしを始めるのだが、そこでも一応モンスターカードは今まで通り、作っていた。
なにしろ、モンスターのイラストが載っている本があれば、それを模写してどんどん作っているのである。中学時代に使っていた単語帳がなければ画用紙を同じサイズで切ってパンチで上の方に穴をあけ、単語帳と同じ紙を作ってからそれにイラストを描いて作っていた。僕の中ではモンスターカードへの作成意欲は尽きることがなかった。
さらにそのころ、僕のモンスターとの原点。バイブルである、あの『モンスター・コレクション』の改訂版が発売された。
偶然書店でその本を見つけたときは、それはもう感無量だった!
その本を上・中・下全て一気に買い読み漁って、またモンスターカードを作り続けた。
しかし、20歳を過ぎたころからだろうか。そのころあたりから僕はギターでの作詞作曲やゲームにハマりだし、勉強などの方にも時間を奪われ、徐々にモンスターカードを作ることから遠のいていった。
21歳の時には、もう1枚もモンスターカードを作ることはなくなっていた。
こうして、13歳から20歳まで約7年続けてきたモンスターカードの作成・およびプレイはここでいったん幕を閉じた。
続くー。
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