コボルド
RPG一番のやられ役。顔は犬に似ているが体毛はなく大きさは人間の子供くらい。そんな最弱モンスターの一人「コボルド」の紹介およびカード能力設定です。
基本情報
種別:ヒューマノイド・妖精
知能:低い(独自の言葉をしゃべる)
反応:敵対的(逃げ出すことも多いけど)
特殊能力:夜目
ドイツの伝承としてのコボルド
・人家で家内の雑用をしてくれる気のいい小妖精。
・コボルドが家に住み着くと家が栄えて家畜も増える。
→お礼としてその家の使用人は、コボルドにお供え物をささげる。これをさぼると、コボルドは一転して悪さをするという。
・ドイツではその家で殺された住人の魂だと信じられていた。
・妖精としての逸話はゴブリンと混同されがち。
ファンタジーRPGとして
・ゴブリンと語源を同じくしていることからも鉱山とも関係があるらしく、金属元素のコバルトの名の由来となっている。
・コボルドは銀を腐らせる力を持つ。
・日光を嫌うわけではないけれど、洞窟や地下迷宮など暗い場所を好む。そしてほぼ必ず集団で行動する。
・性格は割と邪悪でノームを異様なほど憎んでいる。またドワーフとは鉱山をめぐって対立している。
・使用する武器は小剣や小型の槍(ジャベリン)、こん棒など。
・一つの巣には200匹ほどの大所帯もある。
・チワワやドーベルマンのような顔のコボルドもいる。
カードにおける能力設定
ゴブリンよりも弱いとのことだ。というわけで単純にHP,攻撃力を共に下げたパロメーターに設定。
HP:7 攻撃力:1D+3 特殊能力はなし
ハマサンスの思い出
ファンタジーRPGとしてはゲームではなく『モンスターコレクション』を読んでから知ったモンスターですね。イラスト的にはゴブリンよりも強そうな印象を持ったのですが、ゴブリンより弱いといろいろな著書で書かれていることにびっくり。
コボルドもいろいろなゲームに登場しているけど、一番覚えているのは「カルドセプト」シリーズ。能力は低いけど土地の恩恵は受けるあたり、無属性のゴブリンと比べ強みがあるっちゃある。(ゴブリンは召喚コストがないからやっぱりゴブリンの方が使い勝手がいい印象があるけれど)
弱いけど、やっぱりゴブリン同様憎めない好きなモンスター。実際に遭遇したらハマサンスでも追っ払えるのかな?
参考文献
・モンスターコレクション/富士見ドラゴンブック
・モンスターコレクション改訂版(上)/富士見ドラゴンブック
・モンスター軍団大百科/実業之日本社
・ウィザードリィ ルネサンス公式設定集/エンターブレイン
・ウィザードリィ外伝Ⅰの全て/HIPPON SUPER!編集部
・TVゲーム怪物イラスト大辞典/JICC
・幻想世界の幻獣・討伐者ベスト・セレクション/Gakken
・カルドセプトセカンドエキスパンション公式完全ガイド/enter brain
・水木しげる世界の妖怪大百科/小学館