ハマサンス コンプリートライフ

ハマサンスは遠方にいる友人のハマクラシーへ声を発信し続ける。 どうでもいいことばかり話し続ける。

NHKのど自慢出演への挑戦

 

4年前ののど自慢予選参加のはなし

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NHKのど自慢に出たい。別に歌に自信があるわけではないがカラオケ好きなので、まったく歌に興味がない人よりはちょっと歌えるくらいな腕前だ・・・と思う。あがり症で人前で歌うのはひどく緊張するのだが、一方でなぜか人前で歌いたいという欲求もある。

 

話のタネになると思い、4年前にNHKのど自慢にはがきで応募したところ、選出され 予選への案内書が送られてきた。

 

「いえーい!選ばれたぜー!」と意気揚々に当日予選会場へ!

 

少し早く着き過ぎたか。
うろうろしているとエントリー待ちの知らないおじさんが声をかけてきた。

おじさん「参加の方ですか?」

ハマサンス「ええ。」

おじさん「わたしも予選に出るんですが、予選に参加するのはこれで3回目なんですよ。」

ハマサンス「はあ、そうなんですか」

おじさん「はがきで落とされたことも10回以上ありますからね。」

ハマサンス「まあ、そんなに?オホホほ」

 

かなり早めに会場のロビーについていたため、周りに人が少ない。

おじさんとの会話は続く。

 

おじさん「何を歌われるんですか?」

ハマサンス「新沼謙治さんの『ヘッドライト』です」

おじさん「おお、いい歌を歌いますね」

ハマサンス「いやあ、僕はへたくそなんですけど。そちらは何を歌われるんです?」

おじさん「宗右衛門町ブルース(平和勝次とダークホース)です。」

ハマサンス「ほほう、(知らない時専用のリアクション)」

おじさん「このために、CDまで買ったんですよ。なかなかレコード店で見つからなくてねえ」

ハマサンス「そうなんですねえ~」

おじさん「お互い頑張りましょうね」

ハマサンス「はい。頑張りましょう」

 

のど自慢に出演するには、自分が歌う曲の音源CDを持参する必要がある。
自分はオムニバスCDの「青春歌年間」を持参していた。

 

そして、いよいよエントリーの手続きが始まった。

250名あるいは組がフロアに集結していてさながら天下一武道会の様相を呈している。だんだん緊張してくる。その時思ったのは、あれだけの大集団の中で見まわすと、歌に自信がある人、あるいは場数を踏んでいる人のたたずまいは、集団の中でも飛びぬけてオーラめいたものを放っている。

 

みんな歌がうまい人に見えても来るが、やはりオーラを持っている人はその中でもぜんぜん違う。

 

受付の人に「キーの設定をしたいのですが」などと伺っている人もいる。

明らかにうろたえている。

 

自分はものまねオーディションにもちょくちょく顔を出しているが、スタッフに聞かれてもいないことを色々と自分からしゃべりまくってる人は、浮足だっているように見えて仕方がない。

 

予選の流れはこうである。

曲の演奏は予選でもバンドの人たちの生演奏である。これは、とてもうれしい。およそ20人ずつのグループでひな壇に座り順番に流れ作業で歌を披露していく。なので、大まかな流れは生放送の通りである。プロデューサーの人が傍らで進行をサポートしている。

鐘はならず、コンピューターの音声で歌の終了を告げられる。歌を歌い終わった人はステージから下りて、3人の方からいくつか質問を受けて答え終わると終了。

 

はしょるとはいえ、約250曲を連続で休みなく歌を続けるので、さすがに全曲は聴けない。聴く人もいるかもしれないけど。11時くらいから夕方の4時過ぎまで続く。なので、基本的には参加者は歌の“やり直し”はNG。予選の始まる前にプロデューサーの方からこんな説明があった。

①    「キーや歌詞を間違えても、やり直しをしようとしないでください。進行がスムーズにできないと、予選の終わる時間がどんどん繰り下がってしまうので。歌詞を間違えたから落とすというような基準で選びません」

②    「この番組は歌が上手だから選ばれるのではありません。しいて言えば、“味”のある人が受かりやすいと思います。」

 

なるほど。

 

出番の順番は曲名のあいうえお順だった。

 

しかし、参加する方みんな歌がうまいしパフォーマンスもあって、とても面白かった。自分が一番へたくそだったんじゃなかっただろうか。

 

そして、エントリー時に雰囲気を持った人たちはやはり歌がうまかった。また、その歌のうまさに会場からどよめきが起こることもあり、そういった臨場感を感じる場所の良さを感じたのと、改めて「生」っていいものだなあと感じた。

 

自分の出番の前後に記念にのど自慢Tシャツを買った。

 

全ての演者が終わり審査の時間へ。それからも割と時間が流れ気づけば5時になっている。

 

審査発表の結果、もちろんハマサンスは落ちていたが、概ね予想していた人たちが選ばれていた。選ばれた人たちはこれから残って次の日の生放送のための打ち合わせがあるという。また、当日も朝早くきて音合わせなどのリハーサルをするのだそうだ。意外と大変だ。

 

こうして、初ののど自慢予選への挑戦は終わった。

 

そして今、また懲りずにのど自慢へ挑戦のはがきを送っている。

はがきの結果はもう届くはずだ。ドキドキ。

 

なんとか、人前で“味”を見せつけられるようなパフォーマンスができるようになりたいものである。

 

結果はまた、このブログで伝えまする。

 

ではまた。

読んでくれてありがとうございました!