ゴースト
幽霊のことだー。民族、宗教、文化に関係なく常に幽霊は存在する。幽霊のうわさはいまだにTVの特集でもその存在を示している。なお、幽霊にはゴースト、スペクター、ファントム、スピリット、ポルターガイスト、シャドウなど類似した種も存在する。これらに線引きをして紹介するのは困難だが、ハマサンスなりにいくつかの本を読んで紹介することにする。改めて言う。今回は“ゴースト”だ!
基本情報
種別:アンデッド
反応:生前の意志による
知能:生前の知能による
特殊能力:年を取る
幽霊の外見は大別して3種類
① 生前の姿で現れる。民間伝承やフィクションに登場する幽霊の大半はこれである。体が透き通っていたり、鎖を引くずっていたり、びしょ濡れの姿で現れたりする。このパターンの幽霊は「スペクター」と分類する文献もある。
② はっきりと姿を見せず様々な怪奇現象を発生させるもので「ポルタ―ガイスト」もしくは「ファントム」などに分類されることもある。もっとも不気味で力が強く扱いにくい。また、このタイプを特徴づけてゲームに登場させることは少ない。
③ 頭からすっぽり白い布をかぶってふわふわと宙を浮いている漫画チックなもの。アメリカの平均的古風な幽霊のイメージ。ゲームにもよく登場する。
モンスターサミットではこの対応を「ゴースト」とする。
〇ゴーストは人間が死によって活動を停止した肉体から離脱した魂が、この世に無念を残す思念によって現世にとどまっている姿と解釈されている。
〇埋葬された場所や命を絶たれた場所など、人々の強い思いが残る場所に出没する。
〇幽霊は実態を持たないので剣や弓矢で傷つける事が出来ない。また幽霊のほうも人間に物理的な攻撃をかけてくることはない。
〇人間を恐怖で威圧することができる。その際人間の髪の毛が真っ白になる様子から“相手に年を取らせる”という攻撃表現をするときもある。
〇幽霊の対応手段は僧侶の持つ“ターン・アンデッド(死人払い)”が有効だ。また、生前の心残りや執着していることを解決すれば成仏することもある。
〇強力なゴーストは単体で行動していることが多い。
カードにおける能力設定
モンスターサミット初のアンデッドモンスター。アンデッドモンスターは総じて精神に関与する魔法(チャームやスリープなど)は効かない。また、炎、聖属性の魔法に弱い。死んでいるので「毒」や「マヒ」なども効かない。
現段階では特殊能力は持たない設定だが、“人間に恐怖を与える”特殊能力を与えてもいいなあ。いつか修正するかもです。
ハマサンスの思い出
ハマサンスは怪談は好きだが幽霊にあったことはない。しかしながら、おそらくは現実に存在する唯一のアンデッドモンスターなのではないだろうか。
ハマサンスが一番初めにゲームで出会ったのは『ドラゴンクエストⅠ』。舌を出したなんとも陽気な雰囲気のゴーストがかわいらしかった。
『ファイナルファンタジー』シリーズでも幽霊の種族が立ちはだかるが、ゴーストは割と上位に位置し強敵だ。
『Sa・Ga2』に登場するゴーストはハチャメチャに強い。「デス」「呪いの目」「デスタッチ」そしてアンデッドのくせに「ケアル」という回復呪文も使う。まあ、味方としてのみ登場するからいいけど、敵に回ったらと思うとぞっとするぜ。
なお、怖い話もこのブログでちょくちょく載せてあるので、興味のある方はどうぞ。
参考文献
〇モンスター・コレクション/富士見文庫
〇モンスターコレクション改訂版(上)/富士見文庫
〇TVゲーム怪物イラスト大事典/JICC
〇図説幻獣辞典/幻冬舎コミックス
〇幻想世界の幻獣・討伐者ベストセレクション/GAKKEN
〇Sa・Ga2秘宝伝説 基礎データ編/NTT出版
〇ファイナルファンタジーⅥ基礎知識編/NTT出版
〇ドラゴンクエスト25thアニバーサリーモンスター大図鑑/SQUARE ENIX