いよいよ明日は甲子園100回記念大会の抽選会である!
こうして対戦カードが決まっていくのも甲子園の醍醐味。
代表校が56校!
勝ち上がっていく高校は組み合わせにも左右されると思われるが、高校野球はどういう結果になるかわからなく、そこがとても面白いところでもある!
そこで、数々の強豪校がひしめく中、ハマサンスの独断と偏見で注目したい高校をいくつかピックアップしてみたい。
色々強そうなところはあるが、星稜(石川)や大阪桐蔭(北大阪)などは県大会決勝戦でとんでもない大量得点を取りものすごいインパクトを残している。
もちろんこれら超高校級のチームは注目されてしかるべきところだが何が起こるかわからない。それが甲子園と言う場所だ!
前置きはこれぐらいにして、さっそく紹介しよう。
今年の注目の高校はここだ!
① 智弁和歌山(和歌山)
② 花咲徳栄(北埼玉)
③ 龍谷大平安(京都)
④ 北照(南北海道)
⑤ 興南(沖縄)
⑥ 高知商(高知)
⑦ 創成館(長崎)
では一つずつ紹介する。
① 智弁和歌山(和歌山)
選抜準優勝。とにかく打線が強力で高校通算40発越え、ドラフト候補の林と長打力のある文元、昨年の甲子園でホームランを放った富田のクリーンナップはとても強烈!
185センチの143キロ右腕の平田をエースに、変則の小堀、181センチの本格派池田陽と湯浅、野手兼任の根来と投手陣も盤石の体制。打倒大阪桐蔭に燃える高嶋監督も今年の夏以上に熱い!
ちなみに高嶋監督は長崎の五島出身で、父とは小中学校と同級生だったとのこと。父から聞くと、そのころの高嶋監督は寡黙でおとなしい人だったが、地元の不良なんかがちょっかいをかけたりすると、腕っぷしでやっつけてしまっていたとのこと。
そんな人だから、指導や練習も厳しいのだろうなあ。
・・・と少し話がそれたが、昨年の甲子園経験者も多数揃い、県大会でも箕島や市和歌山などの強豪校を撃破しての優勝。甲子園でもかなりの上位が予想され、優勝の可能性も高いと思われる。
② 花咲徳栄(北埼玉)
前年度夏の甲子園覇者の花咲徳栄は今年も強い。主将の野村は高校通算50発を超える大砲で4番に座る。3番韮沢、5番羽佐田、6番倉持と長打力のある打者がずらりと並ぶ。7番井上は1年生ながら公式戦6試合で3本塁打とすでに逸材の予感がする。
投手陣もエース中田、斎藤、岩崎、松井に最速146キロの野村もスタンバイ。
県大会では滑川総合、春日部東、上尾を相手に点を取らせずに勝ち上がってきた。甲子園連覇も夢ではない!
③ 龍谷大平安(京都)
「あと1勝に迫った甲子園通算100勝を何としても100回大会で達成したい。」と原田監督は燃えている。
主将で4番の松田が大黒柱。春季京都大会で背番号1を背負った右腕・小寺、最速148キロ右腕・島田も含めて能力が高い選手は多いが、力が出し切れていない場面も多くあった。しかし、夏までの調整に成功。県大会では東山、乙訓、立命館宇治相手にほとんど点を取られず勝利。このまま結束力を高めて夏の甲子園優勝を虎視眈々と狙う!
④ 北照(南北海道)
個人的にはめちゃくちゃ気になるピッチャーがいる。春にスーパーエースに進化した原田だ。極端なインステップから130キロ台後半の直球と鋭いスライダーを武器に快投。クラーク記念国際から11三振を奪い4安打の完封。小樽予選から25イニング連続無失点。冬に毎日100球以上投げ込んでスタミナを強化。しかもこの原田という男、
ルービックキューブが得意で校内大会3連覇中。“指先の魔術師”の異名を持つとか持たないとか・・・。
中々いいキャラをしてそうなこのピッチャーを早く甲子園の舞台で見たいものだ。
⑤ 興南(沖縄)
こちらも個人的に思い入れのあるピッチャーがいる。2年生の左腕宮城だ。U15日本代表の経験を持ち、昨年の時点で球速は139キロを計測していた。昨年の県大会決勝でも堂々とした投球を見せていたが甲子園で対戦した智弁和歌山あいてに敗北してしまった。
今年の宮城は変化球のキレが増し3月の練習試合で大阪桐蔭を7回5安打2失点に抑える健闘を見せた。
さらなる進化を遂げた琉球の2年生ピッチャーが甲子園の地で躍動するか。非常に楽しみなチームである。
⑥ 高知商(高知)
7月26日この日衝撃的なニュースが入った。
高知県大会決勝、高知商10-2明徳義塾!馬淵監督率いる明徳義塾が100回記念で見られないという寂しさは正直感じるが、この高知商はどんなチームなのか。
創部100周年を迎え、今年の第100回大会、さらに学校創立120周年のメモリアルイヤーとも重なり、OB、関係者の期待を背負いながらマウンドに立つエースのピッチャー。それが注目選手である北代真二郎投手だ。見事期待に応え決勝では明徳義塾を2点に抑え見事12年ぶり甲子園への切符を手に入れた。
まチームとしては食事やウェートトレーニングに取り組み、部員全員が体重を増やし打撃の強化にも努めており県大会でも成果を感じさせる。
トリプルメモリアルのプレッシャーを力に変え甲子園の頂上まで登りつめることができるか!?要注目のチームだ。
⑦ 創成館(長崎)
センバツではベスト8。昨年秋の明治新宮大会で準優勝。全国大会でも実績は十分にある。エース左腕川原は最速141キロをだすプロ注目の本格派。さらに制球力のある変則左腕の七俵。甲子園で好投した戸田、酒井、伊藤とタイプの違う投手がそろい投手陣の安定感はトップレベル。県大会でも小浜、海星、長崎日大、佐世保工相手にほぼ得点を許しておらず、守れる野球が実践できているあかしともとれる。
センバツでは故障で戦列を離れていた主将の峯、昨秋の4番杉原が復帰し、万全の状態で甲子園に臨むことができる。
緻密な練習を重ねより試合巧者になった創成館チーム、やはり優勝候補の一角と言わざるを得ない。
この他にも見どころのあるチームは本当にたくさんあるが、ぐっとこらえて7チームに絞ってざっと紹介してみた。
そして、ワールドカップの時と同じく我が家では甲子園の予想大会が待っている。組み合わせを見ながら優勝チームを予想したいが、現段階においては今回述べた7校のチームを優先的に選出していこうと思っている。
さあ!いよいよ甲子園開幕まであとわずか!
今年も熱い熱い球児たちの夏が始まる・・・!