ハマサンス コンプリートライフ

ハマサンスは遠方にいる友人のハマクラシーへ声を発信し続ける。 どうでもいいことばかり話し続ける。

デイサービスの送迎車に乗車していないはずの人影が・・・!

こんばんは。ハマクラシー君。

毎晩暑いねえ。こう暑苦しいと・・・

怖い話を聞きたくなるだろう・・・?

後部座席でフラッシュを浴びる訳あり男

まあ、遠慮せずに僕の体験した幽霊の出る話に耳を傾けるよろし。

 

君も知っている通り、わたくしハマサンスは幽霊を見たことは一度もない。

しかし、自分の周囲で幽霊騒動に出くわした経験はちょいちょいあるのだよ。

 

今から話すのは、そんな幽霊騒動の中の一つだよ。ハマクラシー君。

 

大きめのクッションを抱きしめて震えながら聞くがよろしかろう。

 

デイサービスの送迎車に乗っていた人影

 

今僕は病院勤めをしているが、10年前は病院併設の病院からちょっと離れているデイサービスという建物で働いていたんだ。

 

君も耳にしたことぐらいはあるだろう。

デイサービスとは地域の高齢者を送迎してデイサービスという建物に集まってもらい風呂やリハビリ、食事やレクリエーションなどを提供する介護サービスだ。

 

僕はそのデイサービスに当時所属していた。

 

もともと沼地を埋め立てて建てたデイサービスだから何かと変な噂が立っていたよ。

僕も実際にとんでもない体験をしてしまったこともあるぞ。

詳しくはこちらを読んでみてくれ。マジでシャレにならん体験だ。

 


www.xn--vcki8dycvf.jp

 

では、話すぞ?

うちのデイサービスは3時半ぐらいに利用者の方たちを一斉に送迎車で各自宅へ送り届けるんだ。

 

その日も順調に皆送迎を終えてデイサービスへ各自帰ってきていた。

 

送迎が終わり帰ってきた職員の一人がこう言ったんだ。

「今日は暑いですね~。ちょっとひとっ走りしてアイスでも買ってきましょうか?」

イイね~ってことで満場一致でアイスを食べることになったんだよ。

 

言い出しっぺであるその男性の職員が

「では、ちょっと4号車に乗って買いに行ってきます」

と言って駐車場に止まっている4号車に乗り込みアイスを買いに行ったんだよ。

 

そのすぐ後に利用者を送り届けた別の職員が戻ってきた。

 

そしてその職員がデイサービスの中に入ってきてこう言ったんだ。

「ねえねえ。今〇〇君が4号車に乗って出ていったけど、まだ利用者残ってたんだ?」

いや、アイスの買い出しに行ったんですよ、と皆が言うと・・・

 

「うそでしょ?だって後部座席に人が乗っていたよ?」

一同・・・「ええ~~~~?」

だって、そうなるでしょ?

その男性職員は一人で車に乗って買い出しに行ったはずなのに、後部座席に人が乗っているはずなんかないじゃないか?

 

だけど、その4号車とすれ違ったその職員はたしかに後部座席に座る人影をはっきり見たらしくて、てっきりなにかしらの理由で利用者が残っていて今頃の遅い時間に送っていたのかなと思ったらしいんだ。

 

みなが気味悪がっていた時に、もう一人の職員(看護師)が帰ってきてその話をす聞かせると・・・

「4号車でしょ!!?

私4号車の運転中必ず後ろに人の気配を感じていたのよ!!

でもこんな話したらおかしいと思われると思ってずっと言えずにいたの!」

って言ったんだ。

 

この4号車は今でもデイサービスで稼働しているんだぞう。

 

今は僕の弟がデイサービスで勤務していて送迎車の割り振りを担当している。

僕が弟に最近「4号車で何か変わったことない?」と聞くと

「一人だけ絶対4号車に乗りたがらない職員がいる」と言っていたんだ。

その人っていうのは実は以前4号車で例の幽霊を乗せてアイスを買いに行った男性職員の奥さんだったんだよ。

旦那さんは今はこちらのデイサービスをやめて別の職場にいるけど奥さんに多分4号車の話を聞かせてあるんだろうな。

でないと、4号車だけを避けるなんて理由がないものなあ・・・。

 

 

どうだい?少しは暑苦しい夜を涼やかに過ごせるようになったんじゃないか?

 

なに、礼には及ばんよ。

ハマクラシー君が涼やかになってくれさえすれば、それで満足さ。僕は。

 

お互い暑さ対策に気を付けていこうじゃないか。

では、またな。

おやすみなさい。