ちょ、ちょっと!ハマクラシー君!
ちょっと君聞いてくれよ!
なんとうちの妹が今度実家に彼氏を連れてくるのだと!
いやまあ、うちの妹も33歳だ。
嫁(とつ)がにゃぁいけない年頃かもしんねぇっぺよ。
しかし、あまりのご無沙汰な朗報だったからよぉ!
当然、うちの実家じゃあ「どんな男だ?」だとか「年はいくつだ?」と僕の両親からの質問攻めにあっていた妹を肴に酒を飲みまくっていた長男ハマサンスだっぺよ。
文体からしてかなり酔っているのが垣間見えるだろう?
ああ。僕は今酔っている。
しかし、ハマクラシー君。この酔っ払いの声を君に届けたいのだよ!今は!
そういえば君、茨城は今日地震があったそうじゃないか。
大丈夫だったかい?
気を付けてくれよな。
関東も油断ならん土地だそうだからな。
話を戻してだな。
妹も齢(よわい)33歳だよ。もう少しで34歳だ。
兄としてもいつまで独り身でいるのかな?と気にはしていたんだが、こればっかりは手を貸すこともできないよな。
このまま彼氏が現れないのだろうかと心配していたのだよ。
しかし、そんな兄の心中をよそに、妹は女友達や僕の嫁には彼氏の存在を伝えていたそうなんだな!これが!
いやぁ。女性は女性同士の方が話しやすいのは判るが、やはり男連中にはコソコソしたくなるものなのかねぇ?
僕は今の嫁が彼女になった時は、皆にお伝えしなくてはならないと思い、すぐに周囲のみんなにお知らせしたもんだったな。
まあ、それに関しても賛否両論あるだろうが・・・。
ハマクラシー君。君は男兄弟だからわからないかもしれないが、妹がいる兄の心境というものはやはり妹に対してけっこう気にかけるものなのだよ。
妹が彼氏を紹介するのは初めてではないが、約8年ぶりぐらいの時を経て新しい彼氏を家に連れてくるものだからもう、年齢から考えて「結婚」を踏まえての紹介かなぁとか思ったりしてさぁ!
兄としちゃぁ感慨深いじゃかないか!
なんせ8年ぶりの妹の彼氏だからな!
かなりうれしいもんだぜ!?
彼氏さんには、なんとかうちの家の特徴をわかってもらって、こちらとしてはなるべく温かく迎えてやろうと思っているのだよ!
いろいろ妹にきいてみると・・・
・彼氏は妹が所属している市の吹奏楽団の一員なのだそうだ!
だから楽器は得意!?
・そしてWWE(アメリカのプロレス団体)が好きだそうだ。
・釣りも好きとのこと。
・年下とのこと。
・そして・・・冗談を言わない。
とのことだそうだ。
この冗談だらけのハマサンス一族に合うのだろうか?
まあ、冗談を連発して相手を引かしてしまうのか。
冗談を封印して終始ギクシャクタイムを味わうのか。
当日の蓋を開けるまでは判らないよな!?ハマクラシー君!
と言うわけで・・・
ワクワクしながらその日を待つしかないハマサンスなのだよ。
ハマクラシー君。
君にとっては何の有益な情報もない会話をしてしまったことを許してくれ。
とはいえ、こんなこともあるのだよ。
こんなガチな身内ネタもなんの躊躇もせずに繰り出してくるからな。
覚悟しておいてくれたまえ。
はっはっはっは!
乱文で失礼!
ではまた~!