こんばんは、ハマクラシー君。
少しずつ夜の時間が短くなっているのかな?仕事から帰るときでも今は意外と明るいな!
今日は仕事が終わっていつもの4キロほどのコースを走ろうとしたら、小学2年生の長男が初めて、
「父ちゃん、おれも一緒に走る!」ってんで、ついてきたのだよ。
正直4キロも走れないだろうと思っていたけど、息子はついてきた。
っていうか、全然元気についてこれた!
はっはっは!
親が勝手に子どもの限界を決めてはいけねぇやな!
ってんで、ハマクラシー君。
いまちょっと、映画を見たい気分なんだが、なにかいい映画を教えてくれよ。
おっと、きみぃ!こないだの様な恐ろしい映画は勘弁してくれよ!
「シャイニング」だったな。あれは怖いだろう。
もっと、なんというか・・・ほら、
アットホームな映画だよ。
え?アットホームな映画なら知っているだって?
教えてくれい!
ほうほう、
『ウィンチェスターハウス~アメリカで最も呪われた屋敷~』ですか!
これはアットホームというかなんというか君ぃ!
大丈夫なのか?
“呪われた”とか言ってるじゃないか!
ええ?「いいから見てみろ」だって?
くそう、わかったよ。
ツタヤで借りてきたから見てやるよ~!!
2時間後・・・
見たよ、ハマクラシー君・・・。
君はほとほと悪意に満ちた人間だな。
やっぱり怖いじゃないか!
いやまあ、“家族を大事に”って要素はあったよ?そりゃあもう多分に感じたよ!?
でもきみぃ、前回のシャイニング同様BGMもほとんどなく、びっくりさせるときの効果音だけじゃないか!こういうのハヤリかい?めちゃくちゃ怖いんですけど!
でも、実はオイラこの舞台となっている「ウィンチェスター・ミステリーハウス」っていうのは少し知っていたんだよ。
君、実は知らないでオイラにこの映画をすすめただろ?
ひっひっひ、仕返し代わりに少しこの屋敷の事を教えてやるよ。
そうすれば、君もこの映画のシナリオのすごさがわかるかもしれん。だが、わからんかもしれん。
この説明を聞いて震えあがるがよか!
ウィンチェスターミステリーハウス!!
まあ、実際アメリカで一番奇妙な家と言えばカリフォルニア州サンノゼにあるウィンチェスターミステリーハウスと言っても過言ではないだろう。
マジであるのだ。この屋敷は。
広大な屋敷に160の部屋、約1万枚の窓、960のドア、40本の階段、47の暖炉などが点在するのだよ。無計画の設備で機能しないものもたくさんあるみたいだな。
この屋敷の建築が始まったのは1884年らしい。
ウィンチェスター家は当時ウィンチェスター銃の発明で爆発的な富を手に入れたのだよ。現在の貨幣価値に換算すれば1000億円を超えるほどだというぞ。
その財産を受け継いだ息子のウィリアム・ウィンチェスターはサラという女性と結婚したのだ。娘を授かるが生後1カ月で娘は他界し、悲しみに暮れたウィリアム・ウィンチェスターもその後結核でこの世を去ったのだ。
さて、問題はこの残された妻のサラだよ。
彼女は続けざまに家庭に不幸が襲ったものだから、霊媒師に原因究明を願ったのだ。
当時は霊媒写真家などのオカルトブームもあったそうだな。
霊媒師はサラにこう言った。
「ウィンチェスター婦人、あなたには銃のせいで死んだあまりに多くの魂が悪霊となって憑いています。あなたは西海岸に行って銃でなくなった人たちの霊のために家を立てなさい。昼も夜も家の建築を止めてはなりません。そうしないとあなたは死んでしまうでしょう!」ときたもんだ!
そりゃあ、もうサラは建てたさ!1922年に亡くなるのだけれど、それまで約40年家を建てて増築し続けたのさ!
サラの不思議なこだわりは「13」という数字だ。
階段は13段、舞踏室のシャンデリアは13個、天井の板は13枚、明かりに使いろうそくも13本、各部屋の窓は全て13枚で、バスルームの数も13室、さらにシャワーを設置してあるのは13番目のシャワールーム、石畳も13あって、ヤシの木も13個だ。
サラがなぜ欧米では忌み嫌われている「13」という数字にこだわったのかも、映画の中では説明しているな。
天井で行き止まりになっている階段、
他にも開けると壁しかないドア
隠しドアに隠し部屋・・・・
サラ自身も地図なしでは屋敷の中を歩けないほどだったというぞ?
ただ、サラも1922年9月5日に大往生をされたみたいだ。増築し続けた後利益があったということか・・・?
現在この屋敷は観光ツアーもあるみたいだが、いまでも人々の幽霊目撃談が絶えないらしいぞ!
このように最高に怖いミステリーハウスは今も健在だ。
この話を知ったうえで君がすすめてくれた映画「ウィンチェスターハウス」を見るとさらに、趣深い見方が出来るようになると思うぞ!
はっはっは!まあ、今日はこの辺で終わりにしておこうか!
また面白い映画を紹介してくれぃ!
ではサラバ!
ハマクラシー君!
おやすみ~!