こんばんは~。ハマクラシー君。
いかがお過ごしかな?
へっへっへ。雨が降っているな。
こんな夜は妖怪の話もいいものだよな?
そうだよぉ~!ハマクラシー君。
前回に引き続き、危険な妖怪を教えてやるのだよ。君に。
それじゃあ、まあ、ひとつずつ教えるから聞いてくれ。
うらあ~~~!
子泣きじじい
何を意外そうな顔をしているんだ?ハマクラシー君。
まあ、言いたいこともわからんでもないがな。
そう、アニメでは鬼太郎の仲間である子泣きじじいだ。
しかし、アニメではいくら人間の味方でも、実際となると事情が変わってくるのだよ。ハマクラシー君。
山で「オギャーオギャー」と鳴き声がして、あわててその子を抱きかかえると、実はそいつこそが妖怪子泣きじじいだ。
かなり強い力でしがみつかれ、そのままどんどんと子泣きじじいは重たくなってくる。
375㎏にもなるのだよ。びっくりだな。
そして、動けなくなって最後は命を落としてしまうという最高に危険で恐ろしい妖怪だ。
ちなみに砂かけばばあは砂をかけたりパラパラという音だけを出すだけなので、ほとんど無害だ。
子泣きじじいも砂かけばばあを見習って、重たくして脅かすくらいにしてほしいものだ。
狒々(ひひ)
江戸時代の百科事典『和漢三才図絵』によると、狒々は体が黒く毛が生えていて、よく走り、人を見ると笑い、人を食べるとある。
体長は3メートルを超すものもいるそうで、性格はかなり獰猛なようだ。
こんなモンスターに出会ったら、命がいくつあっても足りんわい。
ハマクラシー君も山に行って狒々に出会わないように注意してくれ。
笑いながら食われるぞ。
肉吸い
三重県の熊野地方に現れたという妖怪だよ。
美しい女性の姿をしてるが、「ホーホー」と笑いながら人間に近づき、名前の通り、たちまち肉を吸い取ってしまうという。
こいつもかなりデンジャーな妖怪だが、弱点もあるぜ。
火が苦手らしいのだ。火縄(木の皮や糸を縄にしてよく燃えるように硝石をしみ込ませたもの)を打ち付けると逃げているとのことだ。
だから、ハマクラシー君。
もし肉吸いに出会ったら、火縄を打ち付けてくれ。
でないと「ホーホー」と言われながら肉を吸われる羽目になるぞ。
土蜘蛛
こいつも比較的メジャーな妖怪だな。漫画とかゲームにもよく登場するんじゃないか。
絵にある通り、かなり巨大で人を食べるのだろうが、この妖怪は呪いみたいなこともしてくるから厄介だよ。
源頼光を病に侵し、最後は頼光達によって退治されたらしいが、呪いで殺されるんじゃほとんど、手の打ちようがないじゃないか!
まったく恐ろしい妖怪ばかりだぜ。
さて、いかがだったかな?ハマクラシー君も妖怪に気を付けてくれよ。
まだまだこの他にも危険な奴らはいるからな。
また来週に教えてやるよ。
まだ教えていない妖怪に出くわさないように注意して日常生活を送ってくれ。
じゃあな~!