こんばんは~!ハマクラシー君。
最近、君のところ大きな地震があったそうじゃないか。
大丈夫かい?
そうか。それならばいいんだが。
よーし。
今日はオイラの仕事先での話を聞いてもらうぜ。
訪問先のちょっと不気味な話
ハマクラシー君も知っている通り、オイラの仕事は患者様のお宅に訪問してリハビリする仕事だ。
今日は耶馬渓の方へ行ってきたぞ!
紅葉のシーズンだからな。車やバイクが多かったな~。
そんな耶馬渓の山奥の家の話だよ。
そこに住む老夫婦、二人ともリハビリする仕事があったのだよ。
そこは広いお屋敷で老夫婦がいつもいる居室も広いのだが、広い屋敷の奥にあるので、玄関から入ってちょっと歩くのだ。
そして、その家には老夫婦のほかに長男さんがいっしょに住んでいるらしいのだが、オイラが訪問するときはいないのである。たぶんご自身の仕事とかで出かけているのであろう。
そんな家なのだが、今日も普通に行ってきたのさ。
いつも通り、玄関の扉を開けて、いつも返事はないのだが、とりあえず「こんにちは~!訪問リハビリのハマサンスです~!お邪魔しま~す!」とあいさつをする。
いつも返事はないので、さっと家に上がって老夫婦のいるお部屋へ歩を進めるのだが、今日に限って様子が思いっきり違ったのさ。
玄関の真正面に部屋があるのだけれど、いつもは障子がピタッと引っ付いて閉まっているのである。
その部屋の障子が今日に限って少し開いていて、そこに男の人の足が見えた。
部屋の中はかなり暗くて電気とかはつけていない様子だったよ。
イメージとしてはこんなだ。これはオイラの足だ。電気もついているが。
オイラは心の中で「???珍しいな・・・。今日に限って長男さん家にいらっしゃるのかな?」と思って、再度あいさつしたのだ。
オイラ「お邪魔しま~す!」
男性の声「あ~~~い」
返事があったから、オイラはやっぱり長男さんがこの部屋にいるのだろうと思って、家に上がりいつも通り老夫婦の部屋でリハビリを施行したのだ。
そんで、二人のリハビリを終えて、帰ろうと玄関に行ったら、まだ、例のお部屋の障子が開いていて、同じように足があるのである。
オイラは心の中で「おかしいな~。二人のリハビリをしたからあれから1時間30分は経っているぞ。この人、この真っ暗な部屋の中でずっと同じ姿勢でいたのかな~。」とか思って、帰り際にその部屋に向かって「お邪魔しました~!帰りま~す!」と声をかけたけど返事はなかった。
そして、事務所に帰ってみんなにその話をしたら、所長が「ハマサンス君。あなたその家に入って挨拶して帰ってきた返事って、ちゃんと家の中から聞こえたの?」っていうので、薄気味悪くなったって話だ。
怖かったかい?
オイラも今君に話していて怖くなったぞ!
まあ、別に普通に長男さんが暗い部屋の中で寝ていただけかもしれんしな!
ハッハッハッハ!!・・・・ハハ・・・。
うむ!
このままじゃ怖いから、帰りにちょっと耶馬渓の紅葉の写真撮ったから、それ見て心を温めてくれ!
きれいだろ?
この辺はよく、あばれザルとかキラーエイプとか出てくるので注意が必要だぜ!
じゃあ、今夜はこれでおやすみなさ~い!
過去の4コマですわ!
うらあああ!!!