こんばんは~。ハマクラシー君。
だいぶ暖かくなってきたね~。
東京や福岡などでも桜が咲き始めたってニュースで言っていたな。
君は花見などする畑の住人かね?
オイラはあまりしないかな?
イイとは思うんだよ。花見って。
オイラの働いているリハビリ室からは桜の木がたくさん見えるから、きれいだぞ。
いっそ、その桜のところで花見をしてやろうかいのう!コココ!
さて、花見のシーズンだし、なにか桜にまつわる雑学などあればご教授願おうか!?
物知りのハマクラシー君だったら、色々知っているんじゃないか?
いくつか頼むよ。
桜にまつわる雑学・・・目次
桜餅の葉
そういえばハマクラシー君、「桜餅」ってあるよな~。
あの葉っぱってオイラ一緒に食べているけど、本来食べていいものなのか?
・・・ほう。
なるほど。
本来あの葉っぱは香りづけと乾燥を防ぐもので食べるものとしてあるのではないのか。
じゃあ食べない方がいいのかい?
食べても害はなく、塩漬けにしてあるので好きな人は食べてもいいということか。
へ~なるほどね。
へ?
「桜餅に限らず和菓子に使う植物の葉は食べるためにではなくって香りや季節感を楽しむもの」
そうか。ありがとう。勉強になったよ。
桜の開花予想
そうそう、ハマクラシー君。「桜の開花予想」って天気予報でいつも言うじゃないか。あれって、どうやって決めているんだ?
ほうほう。なるほど。
「気象庁が1971年から2000年までの30年間分のデータをもとに前年の気温などをもとに予想をしている」のか。
「開花日とか満開の観測は全国にあるソメイヨシノを観測して発表されている。」と。へ~そうなんだな。
じゃあ、ハマクラシー君。例えば東京ではどうなんだ?
「靖国神社のソメイヨシノ3本のうち2本で5~7輪の花が咲けば開花となる」
ほ~う。さすがハマクラシー君よく知っていますな!
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」
ところでハマクラシー君。
おいらどこかで、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」って言葉を聞いたことがあるんだけど、あれはいったいどういう意味だい?
ほう。
桜と梅の特徴をよく表した言葉だと・・・?
桜は枝を切ると、その断面から腐り始めることが多い。なんか聞いたことがあるな。
桜の断面は腐食菌に侵されやすくヘタに枝を落とすと木の全体がダメになってしまうこともあると・・・。なるほど。
一方梅は桜と違って腐食菌に侵されにくいし、かえって枝をほおっておくと枝ぶりが悪くなるし実が大きくならない・・・そうか。だから、桜の枝は切っちゃだめで、梅の木はちゃんと剪定しないとダメなんだな~。
なるほど。よくわかったよ。
アリが多いのは何故だ?
なんか、桜の木を見るとアリがよくいる気がするんだけど、他の木もそうかな?
ほう。
桜には毛虫が付きやすく葉を食べられると弱ってしまうため、いわば桜の“ボディーガード”ように、アリを寄せ付けていると・・・。
どうやって寄せ付けているんだ?
桜の葉の付け根に丸い粒の様な蜜腺があって、ここで分泌される蜜によってアリが寄せられるのか。知らなかったな~。確かに言われたら桜には毛虫も多い気がするな。
毛虫はアリが苦手ってのも知らなかったよ。
これは面白い関係だな~。
「サクラ」と呼ばれるお客
ハマクラシー君、よくダミーのお客さんのことを“さくら”って呼ぶことがあるけど、あれはどういうルーツがあるのかな?
ほうほう。
「昔、売れない役者が知り合いに芝居をタダで見させる代わりに、自分の芝居の時に掛け声をかけるように頼んだことがきっかけ。」か・・・。
それがなんで“サクラ”なんだ?
なるほど~。
桜は見るだけならタダだからか!
へ~なるほどね~。
他にも「策略」と言う言葉が徐々に変化して「さくら」になったという説もあると。へ~。面白いな~。
さくら肉
あとこれが最後なんだけど、なぜ馬肉を「さくら肉」っていうのかな?
ほうほうほう。
肉の色っていう説もあるけど、なんでも和歌の下の句にある「裂いた桜になぜ駒つなぐ」というのから来ているという説もあるのか。
なるほど、江戸時代なんかは基本肉食は禁止だったから獣の肉はこういう風に隠語で呼んだんだろうかな~。
はっはっは!ありがとう!ハマクラシー君。
いやあ、君は博学だね~。
さすが大学院を出ているだけあるじゃないか!そんなことばかり勉強していたんだろ?
まあこれで、今年の桜のシーズンもちょっとうんちくを語れるかもな!
はっはっは!ためになったぜ!
お礼と言っちゃなんだが、オイラから「さくら」を歌ってやろう。
聴いてください。森山直太朗「さくら」
ぶぉ~~くぅ~らわ~・・・きっとひょ~まってるひゅ~♪
ガチャン!ツーツーツー
なんてやつだ。
あのやろう、人が歌っている途中で受話器を切りやがった。
まあいいや。
オイラも寝よう・・・。
おやすみなさい。