こんばんは~にゃお~!
ヒギーにゃお!!
昨日は、ご主人様がお友達にいろんな扉の載った本を紹介していたにゃお!
ヒギーはこの話を傍らで聞きながら、思い出していたにゃお~。
何かって言うと、星新一の『ショートショート』の中にある話の一つ、『鍵』にゃお!!
どんな話かって言うと、物語の主人公はある日あるカギを手に入れるにゃお。
それから、その主人公はその鍵の合う扉を探して、たくさん旅をするのだにゃお。
やがて、その鍵がある扉を見つけられないまま、その主人公は老人になってしまうにゃお。
そこで、ある一つの考えを思いつくにゃお。
鍵屋さんに頼んで、自分の持っている鍵の合う錠前のドアを作ってもらうにゃお。
そして、ドアは完成し、その鍵でロックを外し、ドアを開けてみると・・・
なんとドアの中から天使が現れるにゃお!
そして、その天使がドアを開けた年老いた主人公に、こんなことを言うにゃお。
「おめでとうございます。このドアを開けたあなたにはどんな願いもかなえてあげましょう。どんなことでもいいのです。お金でも、名誉でも・・・!」と。
主人公の答えは・・・・
「何もいりません。」
おどろく天使に向かって、主人公は続けるにゃお。
「私は、この鍵を持って世界中を旅してきた。いつかこの鍵の合うドアに巡り合うと信じて・・・。その間に私はこの鍵とともにいろいろな経験をしました。」
さらに主人公はこの言葉でこの物語をしめるにゃお。
「今の私に必要なのは思い出だけ。しかしそれは・・・持っています・・・!」
どうにゃお?
ご主人もヒギーも号泣してしまう星新一のショートショートの『鍵』という物語にゃお!
思い出は大切にゃおね!
今日はここで終わりにしておくにゃお~!
おやすみなさいにゃ~おう~!