こんばんは~。
ご無沙汰してます~。センノハマ神父。
元気にしてましたかい?
ああ、僕の方はまあまあぼちぼちやっとります。
まあ、今宵は海老を肴に酒を呑みながら昔の話でもしましょうや。
いやあ、神父さん、元のさやに戻る気はないんですかい?
まあ、今の暮らしの方が気楽でいいっすよね?
はっはっは!いやあ、わかりますよ!
センノハマ神父は今のまま、隠遁生活を楽しんでください!
まあ、まあ、呑みましょう!
まあ、なんですな~。
僕はよくあの時あんな大きな建物の中に住んでいたな~と今になっても思うのですよ。センノハマ神父・・・。
なにがって?
いやいや、僕たちが入っていた修道院ですよ!
へ?建物の構造を忘れてしまった?
まあ、僕も朧気ではありますね~。
では僕が入った当時の修道院の建物の構造をちょっと雑に思い出してみましょうか?
こんなだったかな?
僕たちが中学生の時代って携帯電話なんてないですからこの回の応接室にある電話でしか故郷の家族へ連絡できなかったですからね。
それも電話の許可もいるもんだからそんなひっきりなしに電話できなかったし。
あと、娯楽室あったでしょ?あれ、先輩たちが独占しているからテレビも麻雀も何もできなかったですよ。
入ったばかりの時にビリヤードの台で一人で遊んでいて玉が台から落ちたときに、麻雀をしていた先輩たちから「うるせぇぞ!あっちにいけ」と怒鳴られたこともありましたよ。
僕は本当に入って1年は修道院の中で味方もいなくただただ孤独でした。
まあ、でも神父さんだけは僕の味方でしたから、本当に感謝していますよ。
おっと、いけねぇ。こんな話はやめて、次は2階ですわ。
2階ですね。覚えていますか?
僕は育ちざかりですからね。当時買い食いなんかもってのほかだったから、こっそり「キットカット」を買って、教室の机の中に隠していたんですよ!そして、9時の消灯時間の後にこっそり教室へ入って真っ暗闇の教室の中キットカットを食べるというつらいおやつ時間を過ごしていたのですわ!はっはっは!すんません!
次は3階ですね!
3階は自習室ですね。
反対側の倉庫はいろいろなものがごった返していましたが、なぜか卓球台があったので卓球の練習を一人で黙々としていましたね~。
あと、そうそう、地下もありましたね。
ここの食堂でご飯をいただきました~。
厨房でシスターの方々がご飯を作ってくれました!本当に赤の他人の僕たちに洗濯やご飯など本当によくしてくれてとてもありがたかったと記憶していますよ!
数年前に訪れた際にあいさつに行ったんですよ。
あの時は3人のシスターにお世話になっていましたが、一人亡くなられていて、もう一人は施設にいられるとか。そしてもう一人のシスターがまだいらっしゃってそれを説明してくれたんですよ。
本当にお世話になりましたね~。
風呂は週に2回でしたね。
シャワーは毎日浴びてもいいってことでしたけど、まあ、自由時間が限られていたせいもなってシャワーは使わなかったですね。
本当に週に2階の風呂だけで満足していました。
おかげで面白いくらいフケがでていましたね~。
まあ、僕が入った当時の修道院の間取りはこんな感じだったと思いますよ。
でも僕がいた2年とちょっとでまた内部は様変わりしましたよね?センノハマ神父?
いや~、いつか、連休で先輩たちが全員それぞれ実家へ帰ってしまって、僕だけなぜか「残る」って言って、あの広い建物に一人で過ごしたときはとてつもなく怖かったですけどね~。
おっと、もうこんな時間だ。
また明日きますよ。センノハマ神父。
ではおやすみなさい。
まだまだ寒いからですね。お体にお気をつけて~。