ハマサンスの人生における『これは痛かった!4大体験』第3弾。
「左手の薬指骨折」!!
今回も痛い痛~いお話。苦手な方はどうぞお引き取り願いいたしまする。
ではどうぞ~。
あれは24歳の夏。
身内で野球の練習をしていた時の事、野球ド素人の僕はサードを任されノックの捕球練習をしていた。打球がこっちへ飛んできたときについうっかりグローブをはめていない右手でボールを取ろうとしてしまった。そのとき右手の薬指を突き指してしまったのだ。
みるみる僕の薬指は青く腫れあがってきた。
しかしいずれ腫れは引くだろうと思い一日は様子を見ていた。
一日たったが腫れも引かず痛みも変わらない。
これは“ひょっとして”と思い、以前盲腸を手術した救急病院の整形外科へ受診に行った。
レントゲンを撮りそして診察室に呼ばれ医師からひと言
「折れてるよ」
ひょえーやっぱりか。今回骨折した部位は腱の付着部付近で手術してくっつけないと指を伸ばせなくなるとのこと。ここまで言われちゃ手術しませんとは言えなかった。
そして翌日に手術することになった。
いよいよ手術の日。
ベッドに寝かされた状態で手術室へ入ると右手に麻酔の注射を打たれた。意識はある。
シーツのようなもので顔を覆われたが左に顔を向けるとわずかに周囲の様子が見える。
「ん?」と気づいた。モニターがあり自分の右手のレントゲン映像がある。
「あれ俺の右手だなあ」と思いみていると。
そのレントゲン映像の自分の薬指の中に
棒が通っていくのが見える。
!!!
今まさに自分の指の中に針金が通されているのだ!!
しかし痛みはない。
うひ―――と思いながら見ていると2本目の棒が入っていった。
どうやら僕の折れた薬指は2本の針金で固定するようだ。
そして手術は無事に終わった。
調剤薬局で痛み止めをもらい家路についた。
医者が言うには「今は麻酔が効いているから痛くないけど麻酔が切れだしたら痛いから痛み止めを飲んでおいてね」とのこと。
家に帰ると、親が皿うどんを作ってくれていた。僕の利き手である右手は薬指がシーネ固定されておりまた麻酔のためかあまり自由が利かない。不自由な思いをしながらなんとか皿うどんを食べた。
徐々に指が痛くなってきていた。麻酔が切れだしたのだ。
夜になると痛みは最高潮に。
「痛い痛い」と家の中をずっと徘徊した。動いて痛みを紛らわしていたのだ。
妹の部屋で寝ていたが、一晩中「痛い・・・痛い・・・」とうわごとのようにつぶやき続けた。
5週間ほどだっただろうか。抜釘する日が来た。その時は僕は佐賀にいたので佐賀の整形の病院で抜釘することになった。
「釘を抜く方法はどうするんだろう。また麻酔をするのかな?」と思っていたが、
どうやら麻酔なしで釘を抜くようだ。
看護師がペンチを医師のところに持ってきた。
僕は自分の血を見ると倒れる質(たち)だ。もちろんあわててベッドに横になった状態で抜いてくれと申し出た。
そして僕はベッドに寝た状態で医師がペンチで指に刺さった2本のくぎを抜くのだが、これがもう痛くて痛くてたまらなかった!
医師はデリカシーもなく釘を抜きながら「うお!血がいっぱい出る!」とかいうもんだから、僕は気が遠くなること請け合いだった。
なんとか2本の釘は無事に抜けた。しばらく痛くて仕方がなかった。友達が車で病院まで迎えに来てくれた。
友達がふざけて「その包帯まかれた指にパンチしたらどうする?」とかしょうもない質問した。
「絶交する」と普通に答えた。迎えに来てもらったことも関係ない。そんな無慈悲なことをする奴は即絶交だ。
そうして僕の指は今では曲げ伸ばしが制限なくできるように回復した。
たかが指とは言え折れてから回復するまで結構時間がかかった。
みなさん、僕の指を手術した医者が言っていましたが、指は骨折しても気づかない人がたくさんいて、指が折れたまま変形していくのだそうです。特に幼児の場合に多いとのことでした。なので、たかが指を侮らずに「折れたかも?」という場合は速やかに整形外科に見てもらいましょう!
それでは今日はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました!
次はいよいよ最後の体験談です。
お楽しみにー。