小学校時代に遊んだカードゲーム
もともと僕は、何かを集めることが好きだ。
僕の“もともと”は小学生低学年の時に「キン肉マン」のガチャガチャ、通称キンケシを集めていた。
そのあとは、小学生の間に『ビックリマンシール』や『ドキドキ学園』、『ラーメンばあ』『ガムラツイスト』などのシールを集め、カード類は『カードダス』シリーズや『テレ・カード(知っている人いるか?)』などを集めていた。
『ラーメンばあ』や『ガムラツイスト』のシールには何やらヒットポイントらしきものが、欽ちゃんの仮装大賞を彷彿とさせるグラフで表示されており、さらにシールの縁には様々な矢印がいくつか表示されている。おそらく将棋的なルールで遊ぶのだろうと思っていたが、結局仲間同士で交換などする以外の遊びをすることはなかった。
『テレカード』は世界中の様々なモンスターが描かれ表にポテンシャルを示すのか数字が示され、裏にはモンスターのレベルを星の数で示し、そのモンスターの紹介文が記載されていた。これも遊び方は判らずひたすら集めるだけだった。
カードダスも「SDガンダムシリーズ」や「男塾」、「ドラゴンボール」など集めていた。
いずれも仲間同士で集めこそすれ、遊ぶことはほとんどなかったように思える。(ドラゴンボールだけは少し遊んでいたような記憶がある)
しかし、今となってはタイトルさえも忘れてしまったが、武者ガンダムのキャラクター同士で他の者より城をたくさん築けば勝利というルールのカードゲームが爆発的に仲間内ではやったのを覚えている。
キャラクターのHP的な数字(おおよそ6~14ほどだったか?)と攻撃はサイコロを振って決められる。たとえば1D+5と表示された攻撃力ならばサイコロを1つ振り出た目に5を足した数がダメージとなる。(1Dの“D”はDICEのD。要するにサイコロの事。)これが相手のHP的な数字を上回れば倒したことになる流れだった。
このシステムが当時の僕にはしびれるほど理にかなっているように思え、日々友達とサイコロを振りまくっていたものだ。
他にも屋内・屋外とフィールドを選ばず、自分を含め遊び仲間グループは特異的な遊びをしながら、小学校時代という希少な時間を共有した。
そして、小学校を卒業と同時に、ある理由から僕は家族と離れ、一人福岡市へ移る。もちろんそれまで、ともに楽しんだ仲間たちともお別れ。
田舎から都会へ一人で移り、生活環境が劇的に変わったが小学生の時に大好きだったものは基本的に変わらなかった。
実家にいるときよりお金は持っていなかったが、その分博多は都会なのでいろいろ素敵な物や体験に出会う機会は多かった。(もちろん、やなこともきっちりあったが)。
田舎から福岡市という都会へ移り、おどおどしながらの中学1年生が始まった。
そこで、僕はかつて小学校の頃に“サイコロを振って敵を倒すというシンプルなゲーム”を忘れられず、それに近いシステムでオリジナルのゲームを作りたいという欲望を目覚めさす機会を得る。
続く。
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