おはよう。ハマクラシー君。
今オイラの町は大雨だ。
雷がドンドン落ちまくって、ゴム人間にでもならないと助からないくらいだぞ。
くそう、めちゃくちゃ近くで落ちやがる。
いったいどうなってんだ?
剣を天に向けているようなポーズを決めている勇者の銅像でも乱立しているのだろか?
こわい・・・。こわいよう。
助けてくれ。ハマクラシー君。
仕事に行けないじゃないか。
まあ、もうちょっと時間あるから、ちょっとだけ君とおしゃべりすることにしようか。
耶馬渓で食べた海鮮丼
この前、耶馬渓で仕事しているときに、ちょっと海鮮丼の店に行ったのだよ。
ふふふ?ハマクラシー君。今君はこう思っているな?
「はあ?耶馬渓って山奥だろ?そんなところで海鮮なんて取り扱っている店なんてあるのかよ?ハマサンスはどうやら狐に化かされてるらしいな。」とか思っちゃってんでしょ?
いや、オイラもそう思ったけど本当に海鮮の店があるのだよ!
なんとも雰囲気のあるお店だろ?
今まで気にはなっていたが、今回意を決して入ることにしてみたぜ!
中は昭和のスターたちのプロマイド写真とか映画のポスターとかがたくさん貼ってあった!
お客はオイラだけでお店は70代後半~80代くらいの老夫婦が営んでいるようだったな。
おお!懐かしい!たしか長渕剛さんは電車の中で寅さんに話しかけるシーンがあったな~!この電車、オイラの地元の筑豊電鉄なんだぜ!知ってたか~?
う~む。オイラはオーソドックスに「季節の海鮮丼」にしよう。
じっくり品書きを見ていると・・・うん?と思うものが。
「うちの母さんが一生懸命に作った」みそ汁だとぉ~~~!?
これはぜひいただこう!
息子さんが品書きを書いたのかな~?
そしてしばし店の中を眺めながら待っていると海鮮丼到着。
あ~こりゃうま~い!
そりゃ、漁師町に出てくるような海鮮丼とは言えないが、それでも鮮度抜群の海鮮丼が耶馬渓の山奥で食べられることのうれしさがあるよなぁ~!
おいしいわ~!
みそ汁これは、魚の出汁をとってあるな!めちゃうまいぞ!
これはたしかに食べなきゃ損って感じだ!
もぐもぐ食べていると、店のおばあちゃんがうれしそうに「よかったら、梅昆布茶でもどうですか?」と。
オイラは「ええ、ありがとうございます!」と頂くことにした。
それからこの夫婦と世間話をしていたのだけれど、とても素朴で楽しいひと時だったな~。
オイラ「この店の中の映画のポスターはすごい揃えですね!」
店の亭主「ハッハッハ!まだうちに帰ればたくさんあるんですよ!月に一度くらいのペースで店内のポスターを変えたりするんで、お客さんはポスターの変化を楽しみにしている人もいるようです。」
オイラ「なるほど~」
カウンターを見るとかつて耶馬渓の中を通っていた耶馬渓電鉄の写真も飾られていた。
特別なものはないが、それでもご主人と奥様の温かい人柄と昭和の赴きたっぷりな店の内装、そして海鮮丼のうまさとみそ汁の暖かさ!そのどれもがいい味を出していて、オイラはめっちゃ満たされて店を後にしたのだ!
ハマクラシー君もよかったら耶馬渓に行ったときは立ち寄ってみてくれ。
さて、雷も遠くへ行ったみたいだし、仕事に行くとするか!
過去の4コマ漫画でサヨナラよのう!
うらああ!!