唐突ですが、みなさん「ゾンビ」の映画は好きですか?
ゾンビはもはやホラー映画の中でも一つのジャンルを築き上げており、
『○○○オブ・ザ・デッド』や『ソンビ○○○』などタイトルも数多くあり、本当に世界中の人々に愛される(?)アンデッドモンスターとなりました。
僕は怖がりでホラー映画は基本的に苦手なのですが、酒を飲みながら恐怖をマヒさせて怖い映画を見たい時期があります。去年がそうで、今まで敬遠してきた怖そうな映画を思い切って酔っぱらいながら見てきました。
その中には「ゾンビ映画」がいくつかあり、怖いけど面白かった映画があったので少数ながら紹介してみようと思った次第です。このジャンルに明るい方のサイトを見ればより詳細に、また、よりたくさん書かれているのではなはだ恐縮ではありますが、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
① 『28日後・・・』
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イギリスのゾンビ映画。これは面白かったです!監督はダニー・ボイル氏。ダニー・ボイル監督と言えば『トレインスポッティング』が有名ですが、その映画に共通する特有のバタ臭さが、なんとも独特な雰囲気を醸し出していました。
死んでよみがえったゾンビという概念でなく、感染して凶暴化した人間という設定が斬新でした。昔、ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』を見ましたが、登場するゾンビを比べて『28日後・・・』の感染者の足の速いこと速いこと。絶対僕より速い。
この続編的な作品でもある『28週後・・・』でも有名なシーン“草原ダッシュ”がありますが、本当に全力疾走してくる感染者に追われるシーンはハラハラされっぱなしでした!
ラストもスッと胸がすく印象で見終わった後も後味がよかったです。
② 『REC』
スペインのゾンビ映画。これは、断トツで怖かったです!全編ビデオカメラを用いた主観撮影によるドキュメンタリー風な作品です。出演する方々もいい意味で俳優の演技のようなきれいに収まったものではなく、本当に話し口調、動きも素人そのもので臨場感があり過ぎです。始めの1回目はとても直視して見られませんでした。
舞台もアパート内のみでとても出演者が逃げ回れるようなフィールドではなく、主観という特徴を最大限に生かした閉塞感に終始絶望を感じました。
映画館ではとても見れないだろうなあ・・・。
③ 新感染ファイナル・エクスプレス
韓国のゾンビ映画。これは・・・かなり泣けました。まったくもって完敗です。まさかゾンビ映画でこんなに号泣させられるとは思ってもみませんでした。数日後嫁と見直して二人で泣きました。お父さんであるハマサンスはもっとがんばって世のため人のために仕事をしようと思った作品です。大げさに思えるかもしれませんでしたが、ずっとアメリカ・ヨーロッパのゾンビの恐怖を前面に押し出したゾンビ映画を見ていた僕にとっては、かなり感動的な物語でした。
また、映像的にも迫力はあります。ブラッド・ピット主演のゾンビ映画『ワールドウォーZ』に共通する、ゾンビたちが大勢でたかってくるスケールの大きな描写もあれば、終始列車の中(もしくは駅)のみという限られた空間でゾンビたちの脅威にさらされる主人公たちに共感してしまう閉塞感。また物語が進む中で人間同士の生き残りたい欲求ゆえの争いの模様など、要所要所で他のゾンビ映画にも見られるエキスも見え隠れするのですが、総合的にとても楽しめました!
個人的にはとてもヒューマニズムな内容が自分よりで、一番好きなゾンビ映画かもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?
そんなにたくさんの作品を見たわけではありませんが、ゾンビ映画は、“大勢でなだれ込んでくる恐怖”と“親しかった人が感染してしまう切なさ”と“捕まったら鬼になってしまう鬼ごっこ的なルール”という3つの骨組みがあり、そのうえで様々な人間模様が融合されている完成度の高いホラー映画のジャンルではないかと思いました。
今後見てみたいタイトルは評判の高い『ショーン・オブ・ザ・デッド』やハマサンス恐怖のシリーズ『REC』の続編も見てみたい気がします。
もしこの記事を読んで興味が出たならば、ぜひ一度鑑賞してみてください。
お付き合いいただきありがとうございました!