こんばんは~!ハマクラシー君!
灼熱の夜どうお過ごしか?
こちらは毎晩カミナリさんだー。
子ども達もぬいぐるみ抱いて布団の中でブルブル震えているぜ!
子ども達が雷に怖がっているところへ、オイラもいたずらで怖い歌を歌いながら寝床へ近づく。
満月の夜~
おまえを食べて~
二度と戻らぬ~
孤独の森へ~
すると、その歌がたいそう気に入ったみたいで、子供たちも歌いだすという微笑ましい夜になったハマサンスだ!
さてと、こわいと言えば、ハマクラシー君。
オイラ、今日はある家に訪問のリハビリに仕事で行ったのだけれど、そこでちょっとビビることがあったのでまあ聞いてくれ。
その家は高齢者夫婦が住んでいてオイラがリハビリするのは奥さんの方でちょっと認知症のある方なのだ。旦那さんは元気で奥さんの介護をしている。
いつものように、オイラは玄関から入っていった。
「こんにちはー!ハマサンスです~!」
いつもだったら、二人とも出てくるのだけれど、その日は奥様の声だけで
「はーい。どうぞお上がりください。」
オイラは「お邪魔しまーす」と言って家に上がっていった。
奥様はキッチンの椅子に座っていたのだけど、旦那さんの姿はそこにはなく、ふと見ると、いつもオイラがリハビリをしている奥様の寝室に旦那様がいたのだ。
旦那さんは右手にトングみたいなのを持っていた。
ある一点をずっと見つめていたので、オイラは
「おとうさん、ハマサンスです。お邪魔します。」と声をかけた。
すると、旦那さんは「ああ、先生いらっしゃい。いやあ、トカゲが部屋にいて捕まえようと思ったんですが、タンスの裏に逃げちゃって。もしリハビリ中に出てきても気にしないでくださいね」
「ああ、そうですか。わかりました。」
そして特に気にせずに奥様のリハビリをしていたのだよ。
その家には真っ白な猫ちゃんがいるのだ。
楓屋 (id:kaedeya)さんのブログに出てくるボスシロさんに瓜二つな猫ちゃんがいるのである。
その猫ちゃんいつもは奥様のベッドの上で寝ているのだが、奥様のリハビリをしながらふと見ると、その猫ちゃんがすごい目をして一点を見ている。
オイラのいるところからは何を見ているか肉眼で確認できなかったけど、
オイラは「ああ、きっとトカゲ君がタンスの裏から出てきたんだな。だから猫ちゃんがそれに気づいて狙っているのではないかな?」と予想したのだ。
そして、猫ちゃんはそれに向かってとびかかった。
そして、オイラの見える範囲にそのトカゲ君が出てきたのだけど、そのトカゲがオイラの思っているサイズを上回っている大きめのトカゲだったから超ビビっちゃって!
猫ちゃんから逃げるためにバタバタと走るのだけれど、オイラはもう恐怖でそのトカゲがコモドドラゴンにしか見えない有様だった!
そしてさらに猫ちゃんがトカゲ君にアタック!
その時のアタックでトカゲ君のしっぽが取れてしまった!
ギヒャーーーー!!
しっぽの切れたトカゲ君はさらにタンスの隙間に逃亡!
オイラはベッドの上で患者様の足を手に持ったまま、目を見開きながら、その猫VSトカゲの一部始終を見ていたのだよ!
切り離されたしっぽがそのまま畳の上にあるのも怖かった。
ゴモラのしっぽみたいに動き出すんじゃないかとオイラはしばらくそのあたりから視線を離すことができなかったよ。
カベチョロくらいならかわいいものだから、手でつかんで逃がしてやるけど、コドモドラゴンは無理だったぜ。
結局そのあとトカゲ君が出てくることはなかった。
まあ、そんなオイラのちょっとビビった話だったのだ!
面白かったか?
患者さんの家は山の上にあったりするからな。
屋内とはいえ、いろんな生物と出会うことが多々あるよ。
ナハハハ!
じゃあ、今日はこれで寝るとするか!
おやすみなさ~い!