こんばんは~。ハマクラシー君。
月曜日も祝日で休みだのう。うれしいワイ。
ちょっと夜更かししてもいいかいのう?
ハマクラシー君。何かいい映画を紹介してくれよ。
なになに・・・?
『ストレイト・ストーリー』だと?
これ、きみ、また怖い映画じゃあないだろうね?
やめてくれよ。怖いのは。
「安心しろ」だって?
今まで、君のおすすめの映画にはビビらされてばかりだからな~。
まあ、信じてみてやるよ。
これはざっくばらんに言うとどんな映画なんだい?
・・・ほうほう。
「73歳のおじいさんが病気で倒れた兄に会うためにトラクターで会いに行く物語」だと?
なんだい?そのおじいさんのお兄さんは隣村にでもいるのかい?
・・・へぇ!?
560キロ離れたところに住んでいるだって!?
そりゃあ、かなりの大冒険だな。
よし、面白そうだから今から見るよ。ハマクラシー君。
みたよ・・・。ハマクラシー君。
めちゃくちゃ泣いたぞ。
ばかやろう・・・。
君ねぇ。なんて素敵な映画を紹介してくれるんだい?
なんか3,4回は泣いたんじゃないか?
ラストも声を出しながら泣いてしまったよ。
いやあ、このストレイトというおじいちゃんは素敵ですな。
オイラはふだん高齢の方を相手にしている職業なもんだから、今までにもこのストレイトって人のタイプも現実的に見てきたのだけれど、やはり年をとっても自分の意志で行動できるってのはとてもいいものだよな~。改めて思ったよ。
この映画を見て一つ思ったことがあるぞ。
何かというと、
“子供は親の前でだけはいつまでも子供でいいんじゃないか”と感じた。これ聞いて君がどう思うか知らんが、なんというのかな、親ってものは年を取るにつれやれることが限られてくるじゃないか。その一方で自分の子供の方が体も動くし、冷静な判断もできるようになる。
そういった時の流れの中で、事実、子供ってのは親を超えていくのだろうけれど、この『ストレイト・ストーリー』の冒頭のシーンをみていると、“子は親の前では子であるべきだ”と思ってしまったよ。
主人公ストレイトは娘と二人暮らし。その娘さんが昔心を壊すようなことがあって、やはり親としてはどこか「しっかりと娘の面倒を見なければ」というストレイトおじいちゃんの意識が話を見ていて感じたぞ。そして、その意識こそがこの人の老いの加速を防いでいるのではないかと感じた。(もっとも話の中のストレイトさんは73歳にしてはかなりよぼよぼだけど)
親が年っても、どんな子供でもその親の前に立てばやはり“子供”なんだよな~。そこの部分で変に抗おうとすると、親の自尊心を傷つけたり、関係がぎくしゃくしちゃったりするのではなかろうか?
あと、また内容の話なんだけど・・・
このストレイトさんは道中いろいろな人に会うな。
そのたびにいろいろな会話があるけど、本当にその会話全てが教訓のようで、しみじみと深い味わいだったな~。
細かい部分を言えばきりがないからこの辺でやめておくが、最後にこれだけ言わせてくれ。
最後の星空のシーンがあるだろ?
オイラ、あれヤバいんだよ。
めちゃくちゃ泣いてしまうんだよ。星空って。
ゲームの話で申し訳ないが、『ファイナルファンタジーⅦ』をクリアしたときも宇宙の中にいるような星空の画面がでるだろ?覚えてるか?
オイラあの時も泣いてたからな~。
なんでかな~。
星空の映像って泣いてしまうな~。
最近は涙もろくなってきたから、特にだよ。ははは。
さて、そろそろお暇しようかね。
いい映画を紹介してくれてサンキューな(真壁刀義風)。ハマクラシー君。
では、寝るとしようか。
まだ、思い出したらウルウルしそうだ。
おやすみなさーい。