こんばんはー。ハマクラシー君。
あいかわらず、うちはインフルエンザが尾を引いている状態だよ。
ちょっとでも誰かの状態が変だったら「インフルか?」と訝しんでしまう始末よ。
気持ちが滅入るぜ。
2月で2歳になる次男もなんか怪しくなってきたし・・・。
ハマクラシー君。オイラはねぇ。
先ほど本棚の整理をしていたら、懐かしいものを見つけてね。
何かというと、オイラの描いたイラストたちなんだけどね。
君は「講談社フェーマススクールズ」って知っているかい?
10年以上前くらいか・・・。「公募ガイド」という本があってね。
いろいろなイラスト、写真、キャラクターの名前、シンボルの画像、川柳、俳句、キャッチコピーなど様々な公募が掲載されている本だ。
一時期、オイラの家族はやれ賞金やら商品やらを狙って公募に精を出していたことがあったのさ。
その本の中で、オイラが特に目を付けたのがさっき言っていた「講談社フェーマススクールズ」のイラストコンクールだよ。その月々のテーマに沿った内容のイラストを送って最優秀賞は大金だったと記憶しているよ。
そして、オイラもその賞金に目がくらんで身の程をわきまえずにこのコンクールに参加したのだ!
ハマクラシー君覚えているか?
オイラは小学校の時の通信簿で図工はほとんど「5」だったよな。
い、いや。もちろん、国語や算数も5だったよ!
そうだったはずだよ!そうあってほしいよ!
・・・てなことで、絵は得意な方だったぞ。
中学2年生の時も美術の授業に書いた空想画が博多美術館にちょっぴりの期間だったけど飾られたこともあったしな。
そんなことで、いっちょ賞金もらったるでーとイラストを描いて送ってみたのだよ。
最初に書いたやつはテーマが「雪」だった。
ってんで、こんなイラストを描いてみたのだ。
まあ、なんというか、こういう画を描いたのだよ。
まずは様子見だ。間合いを詰めるんだ。
この作業をやらないと、ミルコクロコップのハイキックにやられてしまうからな。
んで、結果はもちろん落選!
しかし、通知には「あなたの作品は1次審査が通ったけど2次審査で落選しました。うちのスクールに入って絵の勉強しませんか?もちろん教材費や受講料はたんまりもらいますがね!うひゃっひゃっひゃ!」という内容が書かれていた。
なんか勧誘されてる。
オイラはリハビリの学校を4回も留年してやっとこさ卒業したばかりなので、もちろんそんなスクールに入る余地はない。
自分の力だけでこのコンクール賞金をゲットしてやるぜ~!と意気込んでいたのだ。
しかし、後日その「雪」をテーマにしたイラストの入賞作品を見てみると・・・レベルが違う・・・。るえぇぇぇべぇぇぇるるるるがぁぁぁ違うんだよおぉぉぉ。
そうか!もっと芸術作品風にしたらいけるんじゃないか!?
ということで次のコンクールにも挑戦することにした。
次のテーマは「花」だった。
んで、こういうものを描いたのだよ。
はっはっは。そんなにおかしいかね。ハマクラシー君。
まあ、爆笑するのもわかるよ。
早くも迷宮入りしているのが手に取るようにわかるもんな。
そう、もっと幾何学的に絵を描いたら通好みするんじゃないかとこれまた浅はかな計算で描いているのだよ。
そして、もちろん落選!
これに至っては1次審査突破のコメントもなし!
うけけけ!
しかし、そのとき親父がこう言ったのだよ。
「お前の絵は絵の勉強したやつが描いた完成度の高い絵よりも、なんか人を和ませるものがあるぞ。おまえ、小学校6年生の時に山口県の錦帯橋や広島の原爆ドームの絵を描いて担任をうならせたことがあったじゃないか!
あの時のように自分の思うままに描いた方が“味”が出るんじゃないか?」
ほう、たまにはいいこと言うじゃねぇか。俺のファーザー。
ちなみにうちの親父は絵がめちゃくちゃうまくて、ゼロ戦や戦艦の絵などプロ級だった。オイラは父の血を受け継いで勝手に自分の絵がうまいとおごり高ぶっていたのだ。
はっきり言って幼稚園の時から他のやつの描く絵が下手に見えて仕方がなかったからな。
いいぜ。講談社フェーマススクールズがビビるような絵を描いてやるよ!
ってなわけで、賞金ほしさもそうだが、勲章も欲しくてその後もオイラはコンクールに対して絵の修行もせずに挑戦し続けたのだよ。
今日のところはここまでにしておこう。
またこの続きは明日ということで・・・。
ではまたな。ハマクラシー君。
風邪ひくなよ~!